Radiological Protection of People and the Environment in the Event of a Large Nuclear Accident


Draft document: Radiological Protection of People and the Environment in the Event of a Large Nuclear Accident
Submitted by Kamoshita Miwa, ひなん生活をまもる会
Commenting as an individual

私は原発事故の時は福島に住んでいました。
しかし、被曝を避けるために、今も、子どもたちと、自力で避難しています。
私たちには賠償金が出なくて、経済的に苦しいけれど、家族の健康を守るために避難を続けています。

100ミリシーベルト未満の被曝でも、健康影響ありという論文が沢山出ています。
しかし、日本政府はそれらの論文を知りながら無視し、ICRP勧告のうち、都合の良いところだけを引用して、私たちの被曝を放置しました。

結局、日本政府は、国民の健康よりも、賠償負担軽減や自治体の維持を優先し、ほとんどの汚染地域に対して避難を認めませんでした。

そのため、自力で避難できる程、経済的に余裕のある人しか、被曝を避けることができない状態です。
しかし、経済状態によって、被曝を避けられる
人と、避けられない人が分かれてしまう状況は、理不尽であり、誤った政策と言えます。

特に、2011年に酷い初期被曝を受けてしまった私達は、年間1ミリの追加被曝でも、多すぎます。
それなのにICRPが被曝許容の基準を緩めてしまったら、今よりももっと沢山の子ども達が、被曝を我慢しなければならなくなります。
被曝許容の先にあるのは、恐ろしい病気と死です。
どうか、被曝の基準を緩めることなく、むしろ厳しくし、私たちが被曝を避け、健康を守れるように助けてください。


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